唐招提寺への道』

唐招提寺への道 (新潮選書)

唐招提寺への道 (新潮選書)

感想:日本の美の奥底をすこしだけかいま見ることができる名著だとおもいます。
著者が日本画家として有名な人でありながら、全然敷居が高い文体ではないので、するすると水がしみこむが如く文章が頭のなかに広がって
色彩豊かな世界を唐招提寺の障画制作にいたるまでの道を著者の東山魁夷さんとともにあゆんでいる
ような感覚で読んでいけました。