詩の百戦錬磨

「詩の百戦錬磨」というのをやってみようと思いつきました。

詩作することはこつこつとノートなどに書いていたのですが、

パソコンという新たなツールの登場に改めて

使用を考えてみたのです。

「紙に書く」ことも大切ですが、

僕たちが普段なんらかのメッセージこめられた文を眼にするのは

活字なんですね。

書かれた文字を読むことと、

打たれた活字(パソコンなりワープロで書かれた)で

読むことは字のすがたかたちの違いから

なんらかの効果のちがいがあると思うのです。

現代の作家さんでも多くはそういった文房具以外のツールも取り入れて

書く人も確実に増えているようです。

もちろん、文房具、紙にペンで文字を刻みつけること

を大事に考えている作家さんもいらっしゃいますが。

水上勉さんは『饑餓海峡』の大幅改訂版をパソコンに向かい

魂をかけて書き付けましした。

谷川俊太郎さんはパソコンに向かい、中指一本打法で

美しい たまきわる 詩 を つむぎだしています。

そういう例を知って改めてパソコンでの創作にチャレンジしようと思いました。

その前までは、

「紙に書き付けた事が本当の魂のささやきになる」

と狭く偏屈に考えていたのです。

よく考えてみるとなんらかの「伝わるものがある言葉」をつくるためには

誰かが読んだとき
(あるいは読んだ後)

「ああそうかあのときのあれはこんなだったな」

という気づきや

その読んでくれた人のこころの旋律にあらたなものを添える

ことが必要になるじゃないでしょうか?

それには文の客観性が必要。

誰でも読みやすい活字でも

何か伝わる文が書けるか?

そう自問自答した上での思いつきです。

パソコンのアクセサリのメモとブログでで拙き詩を打っていきたいと思います。

題名をつけるのが苦手なので寄稿させていただくと幸いです。