詩の百戦錬磨

二.足跡をたどりながら来た道を歩いていったどこでもない場所に行く魂をどこへやらなくしたらしい時間のなかへまどろみのなかへ淵へと入り込むいつしか疲れて座り込むそれでも時間は流れ得なかった

一.いま ここ で 宙返りをする 天空を見上げ地を足踏むひゅうと空が耳のなかに通り込む 太古の昔の音楽が 耳骨をぬけて 肺をとおり血をかけ巡り 心臓に達する増幅された音は共振され 新たなリズムを刻む歩いた 一歩ずつ ゆっくりとまたあそこの場で 地を踏み…